すっかりご無沙汰してしまいました。
今年のはじめに書いたきり...。そして今年ももう終わろうと...。
ダメですね。お伝えしたいことはたくさんあるのに。
ということで、今回収納家具の設置に行ってきたのでご紹介したいと思います!
今回ご依頼いただいたのは洗面室の収納。とにかく大きい洗面室なんです。
大きなサウナがあった場所にオーダーで天井までの大きな収納を設置しました。
腰上の使いやすい高さまでは引き出しに、残りは開き戸に可動棚を設置したスタイルです。
扉は、無垢材、突板、塗装、メラミン、ポリ材などなどいろいろある中で、機能面と見た目とを検討しメラミン化粧板というキズも汚れもつきにくく、お手入れのしやすいものにしました。
色は、洗面台もドアなどの建具、床材も濃い木の色でしたが、収納扉は白っぽいものにしました。
これだけの大きなものが同じような濃い色だったらド迫力!!の存在感ありありになってしまうのを防ぎたかったからです。そして、同じように合わせた木の感じでも微妙にずれてしまい、ん~。ちょっと気持ち悪いかも...。となるのだとしたら、全然違うものにした方がいいかなというところで、壁に近い色合いで扉を決めました。
少し木の模様が入っているので、単色のものより柔らかい印象になりました。
サウナがあった所なので壁にコンセントがありましたが、洗面室のコンセントの場所にちょっと使い勝手の悪さを感じていたということだったので、家具の側面にコンセントを移動して使えるようにしました。主に掃除機用かな...。
シンプルな収納家具のアクセントといったら『取っ手』ですが、引出しは手掛け。開きのところはシンプルでスッキリした少し長めのバーハンドルを設置しました。
これが、変わるだけでイメージが全然変わってきます。
かわいくもなり、カッコ良くもなり...。たくさんの中からお選びいただけるので個性が出るところなんですよね!
ここまでは目で見てすぐに分かる所ですが、この家具。もっと細かい所までこだわっているんです。
扉の厚みの部分『木口』(コグチ)というところがあるのですが、こういったメラミン扉の場合、
同系のテープで仕上げることが多いんです。
ですが、今回同じメラミンの素材で細~くカットしてきれいに仕上げてくれました。
開き扉のところもそうですが、特に引き出しの手掛けのVにカットされたところが、なんとも言えず美しく仕上がっていました。
こういう手のかかり、難しところを当たり前に仕上げてくれるところが...感謝と尊敬の眼差しになってしまいます(笑)
設置の日はあいにくの雨...(;_;)
大きな家具で重量もかなりあったので上下と2分割での搬入となりました。
職人さんたちも終始和やかかに、でも細かく丁寧に設置してくださいました。
なかなか私も現場で最初から最後まで見る機会は少ないので、とても勉強になりました。
今回オーダーでお作りするということで、お施主様ともいろんなお話をさせていただき、何度もお打ち合わせしました。数ある中で、私に依頼をしてくださったこと本当にありがたく嬉しく思います。
ご家族の皆さんが使い勝手良く快適な空間になればいいなあと思ってます。
収納って永遠のテーマ。ですよね。
いくらあっても足りなくて...。あればあっただけ入れてしまう。
必要な物をきちんと納められる。そして使いやすい収納を一緒に考えませんか?
ぜひお気軽にご相談下さいね。
大きすぎて画像上手く撮れませんっ(TT)
引出し(手がけ仕様)
取っ手
引出しの手がけVカット
引出しのレール
移動したコンセント
天井の幕板部分